非特性腰痛の詳細

非特異的腰痛、特異的腰痛について

非特性腰痛の種類

非特性腰痛には、椎間板性、椎間関節性、仙腸関節性、筋筋膜性、心因性のものがあります。

また、これらが複雑にからみあっているケースもあります。

非特性腰痛の病態

椎間板性

外的要因によるもの、加齢による変性由来のものがありますが、いずれにしても画像上はヘルニアが突出しているわけでないが、椎間板の変性により痛みがでている状態。

 

椎間関節性

脊柱は椎骨の重なりによりなりたっていますが、その椎骨の突出した部分の接合部分(下関節突起と上関節突起)には感覚受容器が存在します。この部位になんらかの外的要因や加齢により、ずれが生じる等の要因で、痛みとして感じる状態。

 

仙腸関節性

仙骨(脊椎の末端を尾骨とともに構成する部位)と腸骨(骨盤を構成する骨)の接合部分にも感覚受容器が存在します。ここになんらかの外的要因や、女性の生理や妊娠を起因として、ずれが生じるなどを要因として、痛みを感知する状態。

 

筋筋膜性

筋膜の滑走性の低下、筋肉の短縮が原因となって、痛みを感知する病態。