非特性腰痛には、椎間板性、椎間関節性、仙腸関節性、筋筋膜性、心因性のものがあります。
また、これらが複雑にからみあっているケースもあります。
外的要因によるもの、加齢による変性由来のものがありますが、いずれにしても画像上はヘルニアが突出しているわけでないが、椎間板の変性により痛みがでている状態。
脊柱は椎骨の重なりによりなりたっていますが、その椎骨の突出した部分の接合部分(下関節突起と上関節突起)には感覚受容器が存在します。この部位になんらかの外的要因や加齢により、ずれが生じる等の要因で、痛みとして感じる状態。
仙骨(脊椎の末端を尾骨とともに構成する部位)と腸骨(骨盤を構成する骨)の接合部分にも感覚受容器が存在します。ここになんらかの外的要因や、女性の生理や妊娠を起因として、ずれが生じるなどを要因として、痛みを感知する状態。
筋膜の滑走性の低下、筋肉の短縮が原因となって、痛みを感知する病態。